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【前祝いの法則】

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インフォメーション

題名前祝いの法則
著者ひすい こたろう 著/大嶋 啓介 著
出版社フォレスト出版
出版日2018年6月
価格1,650円(税込)

 

 『実践!世界一ふざけた夢の叶え方』から生まれた企画です。企画から1年半、その間にも「予祝」をして夢を引き寄せた実例がたくさん生まれました。ほとんど奇跡と呼べるような話ばかり。長い取材の中で泣いたり笑ったりと様々な経験もしました。予祝って日本古来の引き寄せの法則です。こんなんでいいの?と思うかもしれませんが、やってみれば分かります。

引用:フォレスト出版

ポイント

  • 「未来」を変える方法とは、「いまの心の状態」を変えることなのである。
  • 喜びがあふれる場には、最高のインスピレーションが舞い降りてくる。
  • 喜びの世界か、不安と恐れの世界か、道は2つに分かれるが、どちらにハンドルを切るかは、心の状態による。つまり、未来は、選べるのだ。

サマリー

はじめに

先に喜び、先に祝うことで、その現実を引き寄せるというのが、日本人がやってきた夢の叶え方である。

これを「予祝」という。

いわば、「前祝い」である。

喜べば、喜びがやってくる。

日本には「始めよければ、終わりよし」ということわざがある。

現在(始め)の心の状態が良ければ、未来(終わり)もよいという意味である。

この本と向き合うことで、あなたの人生は新しい未来とつながるだろう。

有名人達も予祝でメイク・ミラクル

予祝(前祝い)のススメ

いま、喜ぶ。いま喜びに浸る。

すると、未来においても喜びがやってくる。

「未来」を変える方法とは、「いまの心の状態」を変えることなのである。

これが、予祝の本質だという。

有名人たちも無意識に、この予祝を実践している。

2014年のソチオリンピックに向かう飛行機の中で、羽生結弦さんは泣いていたそうだ。

行きの飛行機で、すでにイメージのなかで金メダルを獲り、先に喜びに浸っていたというのだ。

実際に金メダルを獲ったときに「飛行機のなかでイメージしすぎて、飛行機のほうが感動しちゃいました」とコメントを残している。

1959年、天皇・皇后両陛下を迎えて行われた「巨人VS阪神」の天覧試合にて、サヨナラホームランを打った長嶋さんは、試合前日、最寄りの駅でありったけのスポーツ新聞を買ってきて自分で見出しを書き込んでいた。

「長島、天覧試合でサヨナラ本塁打」などと大きく書き込んだそうだ。

ソフトバンクの孫正義もプロジェクトを立ち上げる際に、発明王エジソンも発明する前に、前祝い、予祝を行っていたという。

倒産寸前の居酒屋を予祝で救った

赤字で店をたたむことを告げられたスタッフ5人は、ある「遊び」を始めた。

「倒産寸前からの一発逆転したお店」という設定でお互いにインタビューをするというものだった。

「なんで倒産寸前のお店が大人気の居酒屋に復活できたんですか?」

「『俺たちみんな家族だろ!』のひと言に皆のハートに火が付いたんです。それで今までお店に来て名刺交換してくださったお客様に、感謝の手紙を書いたんです。」

もちろん、「俺たちみんな家族だろ!」なんて誰も言っていない。

ノリで適当に答えたのだ。

すると場は盛り上がった。

予祝のポイントは、なにを言うかではなく、未来に持っている喜びを想像し、先に味わうことにある。

この日、浮かんだアイデアをすべて実行に移したら、なんとわずか1か月で一年分の利益があがり、ほんとうに超人気の居酒屋になってしまったというから驚きである。

喜びがあふれる場には、最高のインスピレーションが舞い降りてくる。

これが「予祝」の威力なのである。

なぜ予祝で奇跡は起きるのか?

「いまの気分の内訳」が、「未来の雛形」

「現在」、不満60%、イライラ20%、喜び20%であるならば、あなたの「未来」も同じ比率で不満60%、イライラ20%、喜び20%になる。

不満が60%のままで頑張って夢を叶えても、未来においては、また不満を見つけ、不満60%の現実が待っている。

大事なことは、いまの気分の内訳。

いまの気分の内訳のなかに喜びを増やしていくことである。

「未来」を変えるとは、「いま」を変えること。

「いまの気分」こそ、あなたの「未来」なのだ。

一番大切なのは、「頭の良し悪し」ではなく、「気分の良し悪し」なのである。

喜びとは、「ない」ものが「ある」に切り替わること。

一方、予祝とは、「ある」に目を向けるという行為である。

「ある」という雛形は、「ある」という未来を引き寄せる。

これが、予祝で願いが叶う原理である。

「心」×「行動」=「あなたの未来」

いまいる場所から違う場所に行くには、エンジンだけではダメで、そこにはハンドルが必要である。

その「ハンドル」があなたの「心の状態」に当たるのだ。

喜びの世界か、不安と恐れの世界か、道は2つに分かれるが、どちらにハンドルを切るかは、心の状態による。

つまり、未来は、選べるのだ。

行動は大事だが、その前に、どんな心の状態で行動するのかが、もっと大事だったのである。

頑張っているのに、夢がなかなか叶わないという方は、「心の状態」がマイナスなまま行動しているので、どこまでいっても現実がプラスに転じない。

「ワクワク」×「行動」=「史上最強の未来」

これが自分の人生を最強にする方程式である。

おわりに

仲間と予祝をする習慣を作ってほしい。

これこそ、人生を面白がりながら夢を叶える最高の近道だからである。

仲間で予祝インタビューをし合うと、ものすごく盛り上がる。

明るい空気がカンタンに作れる。

その明るい空気の渦から奇跡が続出する。

次は、あなたが奇跡を起こす番である。

From Summary ONLINE

本書は、前祝いの法則について紹介する一冊である。

著者は「あなたの人生は新しい未来とつながる」と伝えている。

要約では、「有名人達も予祝でメイク・ミラクル」や「なぜ予祝で奇跡は起きるのか?」について紹介した。

本書では、引き寄せの法則や願いを叶える最大のコツなどについても詳しく解説している。

ビジネスパーソンを中心に、幅広い世代の方におすすめできる一冊である。

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