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【経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術】

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インフォメーション

題名経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術
著者小野 壮彦
出版社フォレスト出版
出版日2022年11月
価格1,980円(税込)

 

グローバルなヘッドハンティングファームで100社以上、5000人を超える年収2000万円以上のハイクラス人材を見極めてきた人材の超プロが門外不出のメソッドを公開しました。これまでは「勘」と「経験」が頼りだった「人を見る技術」が、初めて言語化・体系化された画期的な本です!

引用:フォレスト出版

ポイント

  • 人を見る目を養うことへの期待は高い。人材採用の場面などにおける優劣の判断であったり、取引の場面などにおける信用できるのかどうか善悪の判断など、ビジネスシーンに限らず、人生さまざまな場面で必要とされている。
  • 自分自身を理解し、正確に、バイアスなく、客観的にわかることができれば、自分自身に対しての期待値と、他人が自分へ持つ期待値を、ジャストなところに設定できる。
  • 人を見るということは、欠点をあげつらって非難したり、排除したりすることではない。

サマリー

はじめに

本書は、「人を選ぶ技術」というコンセプトのもと、執筆された。

成功を目論むならば、「誰とやるか」ははるかに重要である。

本書で提示するフレームワークを理解し、技術を身につけることで、誰もが構造で人物を「見抜き」、創造性をもって器量を「見立てる」ことができるようになると確信している。

本書が、ビジネスの現場はもちろん、プライベートにおいても、さまざまなシーンでの人選び・仲間集めの現場で活用されることを願っている。

「人を選ぶ」ということの意義

「人を見る目」は鍛えることができるのか?

人を見る目を養うことへの期待は高い。

人材採用の場面などにおける優劣の判断であったり、取引の場面などにおける信用できるのかどうか善悪の判断など、ビジネスシーンに限らず、人生さまざまな場面で必要とされている。

人の見極めは、その後の社運や、ひとりひとりの人生を左右するほどの大きな影響を与えかねない、とても大事なアクションである。

それにもかかわらず、この問題においては、信頼できる情報、実践手法や、トレーニング方法が普及していない。

人を見る目は、科学的に捉えることができるし、トレーニングできるのである。

人を見抜くことは自分を見抜くこと

「人を選ぶ」「人を見る目」は、誰にとっても必要となる考えだ。

「人を見る目」を身につけることの最大のメリットは、自分自身が幸せになることに他ならない。

人を見る目を高めるためには、「人」を見抜く力を育てなければならない。

あわせて見立てる力が求められる。

見抜く力を身につけようと試行錯誤しているうちに、「自分自身」を見抜く力も見立てる力も上達していく。

結果、自分自身を深く理解し、同一化すべきかを判断することが出来るようになる。

自分自身を理解し、正確に、バイアスなく、客観的にわかることができれば、自分自身に対しての期待値と、他人が自分へ持つ期待値を、ジャストなところに設定できる。

それは、人生が、自分の体型にフィットした洋服のように、サラリと着心地が良くなるのである。

「人を見る力」がもたらす究極の喜び

「人を見る目」が「人を信じられる世の中」をもたらす

「人を見る」から「人を品定めしている」と冷たい印象を持つ人もいるかもしれない。

人を見るということは、欠点をあげつらって非難したり、排除したりすることではない。

相手の能力とポテンシャルを冷静に見抜き、それに合った期待値を描き、委ねるべき仕事をデザインすることが本意である。

期待値を誤設定して、がっかりしたり、イライラしたり、ということはなくなる。

組織も社会もずっと平和になるのではないだろうか。

「みんな横並びで全員一等賞」的な発想は、むしろ不機嫌な現場を増やす結果となる。

人間はひとりひとり素晴らしさがあり、リスペクトすべきだが、ポテンシャルも、伸びしろも、ひとりひとり違う。

今の時点の能力にも凸凹があるが、みんながみんな頑張れば全部の能力値を伸ばせるわけではない。

人を見る力がつき、ポテンシャルをひとりひとり見抜くことができれば、組織マネジメントもずっと上手くなる。

社会はもっと人を信じられるようになれるはずだ。

「人を決めつけること」がない世界を目指して

人を見る技術は善きことに使うべきであり、ダークサイドに堕ちて、そのパワーを振りかざすために使ってはならない。

どんなに道を極めたと思っても、100%相手を見抜くことはできない。

それでも「より上へ」と常に志を高くし、「本当にそれでいいのか?」「見逃していることはないか?」と自問自答し続けること。

しんどいことではあるが、それが人を見る力を身につけた者の責務であろう。

他人を完璧にジャッジすることなどできない。

どんなにつぶさに見抜いたと思っても、読み違いや見逃しはあるし、バイアスを完全になくすことは不可能だ。

その人自身が時間とともに変化、成長していくこともある。

人は平等でないのと同時に、一定でもないのだ。

それらの事実に目を向けず、「はい、おしまい。この人はずっとこういう人」と決めつけるのは、なんと傲慢なことだろうか。

どれだけ経験を積んで、達人レベルに至ったと思っても、自らの至らなさについて、いつまでも自覚的であるべきだ。

謙虚な気持ちで、真摯に”人を見続けて”いこう。

この力を善いことに活かすための、大切な心がけなのだ。

おわりに

けだし、人生は、頭ではなく、本能の思うままに動くとき、時には意図し反した、ドラマティックな展開を見せる。

やりがいとか夢とか、フワッとしたものを思い切って捨て、目に「¥」マークが浮かぶくらい振り切ってみたら、「自分が得意な仕事」はこれだと、見つけることができた。

やりがいを捨てたら、やりがいができた。

夢を捨てたら、夢を持てるようになった。

これこそが、この人生の冒険が導いてくれた宝物なのだろうと、確信を持てるようになったからこそ、本書を執筆する勇気が持てたのだ。

From Summary ONLINE

本書は、様々な人材を見極めてきた著者が「人を選ぶ技術」について解説する一冊だ。

本要約では、「人を選ぶ」ということの意義や「人を見る力」がもたらす究極の喜びについてピックアップして紹介した。

本文では、「人を見る目」の鍛え方について具体的なノウハウが、著者の経験と一緒に豊富に紹介されている。

人事職や営業といった、人に深く関わる仕事をされている方におすすめの一冊である。

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