MENU

【親といるとなぜか苦しい 「親という呪い」から自由になる方法】

ここに書影が表示されます
目次

インフォメーション

題名親といるとなぜか苦しい 「親という呪い」から自由になる方法
著者リンジー・C・ギブソン著/岡田尊司監訳/岩田佳代子訳
出版社東洋経済新報社
出版日2023年5月
価格1,650円(税込)

 

 \全世界で大共感の声50万部突破/

「親のために努力し続けて、しんどい――そんな自分に気づき、涙が止まりません」
「共感できることがありすぎて、すべてのページにマーカーを引きたい」
「未熟な親のもとで育ち、自分を大切にする方法を知らなかった私のために書かれた本」
「これほど人生が変わる本はなかった!」

見た目は大人だが、精神年齢は子どものままの親が子どもを苦しめる。
愛したいのに愛せない親を持つ人が「心の重荷」を降ろす方法

◆家庭環境は平凡です。だけど親が嫌いです
◆「本当にやりたいこと」が見つからない…
◆私は家族の落ちこぼれ?人生がむなしいです
◆恋愛が苦手。どうしていいかわかりません

こうした「生きづらさ」を抱える人は、
「自分がヘンなのではないか」と悩むことが多いでしょう。

でも、その原因が子ども時代にあるとしたら…?

あなたに呪いをかけ、いつまでもあなたを苦しめる
「見た目は大人、中身は子どもの親」の4タイプとは。

◆感情的な親……機嫌を損ねないかと周囲はビクビク
◆熱心すぎる親……子どもの気持ちを無視した「完璧主義」
◆受け身な親……見て見ぬふりで役に立たない
◆拒む親……冷たく無関心。なぜ子どもを持ったのか謎

「まわりの人たちは家族の愛やつながりを明るく語るのに、なぜ自分は孤独を感じるのか。
家族と仲よくしようとするだけで、傷ついたり無力感にさいなまれたりするのはなぜだろう。
親から受けたつらい思いや混乱から、どうやって子どもは立ちなおっていけばいいのだろうか。
本書ではその解決のヒントを提示する」

引用:東洋経済新報社

ポイント

  • 精神的に未熟な親のもとで育った子どもは、表面的にはごくふつうの大人に成長していたとしても、心の真ん中にはぽっかりと大きな穴があいたままだ。
  • 未熟な親は、子どものころに感情を封じこめてきた可能性が高い。
  • 幼いうちに感情を「刈り込まれ」、のびのびとして、心身のバランスのとれた姿に成長することができなかった。

サマリー

はじめに

本書では、精神的に未熟な親がその子ども、それも特に感受性豊かな子どもにおよぼす影響について述べていく。

そうした親に見られる特徴が理解できれば、自分の親とどの程度の関係が築けるのか、あるいは築けないのかが判断できるだろう。いつまでも変わろうとしない親に合わせるのではなく、本当の自分を大切にして生きていけるようになれるのだ。

精神的に未熟な親を持つすべての人のとまどいや精神的な苦しみ、それらをとりのぞくことができれば幸いである。

「精神的に未熟な親」が子供の人生に与える影響

「ぽっかりと穴があいたような」さみしさ

自分のことしか考えない親にかまってもらえなかった子どもが、幼少期に孤独におちいり、大人になって苦しむことがある。孤独がずっと続いているようなら、子どものころに精神的な世話をきちんとしてもらえなかった可能性が考えられる。

こうした親の行動は、一見ごくふつうであることも多い。子どもの健康を気にかけ、食事もきちんと与え、安全にも気を配っている。だが、子どもとの間にしっかりとした精神的な絆を築いていないと、子どもは心から安心することができない。

理由のわからない孤独を感じているとしたら、その原因はおそらく「家族」にある。 

精神的に未熟な親のもとで育った子どもは、表面的にはごくふつうの大人に成長していたとしても、心の真ん中にはぽっかりと大きな穴があいたままだ。

子どものときにおちいった孤独をずっと抱えたまま進学し、就職し、結婚して子どもを育てている。大人になっても心の中に居座っている孤独感に悩まされるのだと著者は伝えている。

子どもの気持ちを「平気でスルー」する

精神的に未熟な親は自分のことしか考えないので、子どもが心の内で抱えている思いに気づかない。加えて、子どもの気持ちにとり合わず、精神的に親密になることをいやがる。自分自身の精神的な欲求にすらとまどうので、子どもを精神的にサポートする方法もわからない。

そういう親は、子どもが感情を持てあますと、どうしていいかわからずに怒り、なぐさめるかわりに罰を与えることすらある。こうした反応が、親に助けを求めたいという子どもの本能的な思いを抑えつけ、精神的なつながりを持つための扉を閉ざしてしまう。

心にぽっかりあいたみたいだとか、独りぼっちでモヤモヤした気持ちだと思うかもしれない。心の触れ合いがなければ、こうしたむなしさを覚えるのは正常な反応で、だれにでもみられるものだということさえ、子どもは知る由もないのだという。

親の「心理」と「行動」を見抜く

「未熟な親」には理由がある

多くの親がこんなにも精神的に未発達なのは、いったいどこに原因があるのだろう。様々な臨床経験を通して、考察を続けた結果、相談者の多くが子どものころに感情を封じこめてきた可能性が高いのではないかと思い至った。

それぞれの家族の歴史をひもといていくと、幼いころ、家の中がみじめで異様な緊張感に満ちていた、という。そして、自分も軽んじられたり、虐待されたりしてきたけれど、親から聞かされた、親の子供時代の辛さには遠くおよばないと言う。

母親と母方の祖母との間に確執があり、うまくいっていなかったケースも多かった。相談者の親の多くが、自分たちの親との間に、つながりがなかったようで、だからこそ彼らは、精神的な孤独に耐えるために、幼いころから心に厚い壁を張り巡らせてきたのだろう、と著者は伝えている。

なぜ「相手の気持ちに鈍感」になるのか

精神的に未熟な親ももちろん、かつては子どもだった。そしてそのときに、心の奥底にある感情の多くを封じこめざるをえなかったのかもしれない。幼いうちに感情を「刈り込まれ」、のびのびとして、心身のバランスのとれた姿に成長することができなかったのだ。

しっかりとした自己意識や成熟したアイデンティティを育んでいくには、自分の感情や思考をじゅうぶんに掘り下げてから表に出すことが必要だが、それが許されなかったのだろう。

だから自分のことがよくわからず、精神的に親密になる能力にも限界があった。自分をよくわかっていないのに、他の人と本気で関わっていくのは難しい。こうして自然な発達が妨げられると、より深刻な問題がさらに生じてくるのだという。

おわりに

精神的に未熟な親のせいで、自分を受け入れることも、気持ちを表現することもはばまれ、心からの親密さを望むことも難しかったかもしれない。だが大人になった今はちがう。あのころの自分に引き戻すものは、もう何もないのだ。

あなたには精神的な強さと、人とのつながりを築いていける力があるということを忘れないでほしい。

もっともっと幸せな人間関係を手にしていくためのカギは、成熟したあなた自身の内側にあるのだから、と著者は伝えている。

From Summary ONLINE

本書は、精神的に未熟な親が子どもに対してどのような影響を及ぼすかを伝えてくれる一冊である。

本要約では、「「精神的に未熟な親」が子供の人生に与える影響」「親の「心理」と「行動」を見抜く」の各章に着目し、本書の主張を一部要約して紹介した。

本書では、未熟な親について解説しながら、これらの問題にどう取り組むべきか著者の主張がまとめられている。

子育て世代から、子育てを終えた世代まで幅広い読者を中心に、家族の問題を抱える全ての人に読んでもらいたい一冊である。

目次