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【60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」】

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題名60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」
著者和田 秀樹
出版社PHP研究所
出版日2023年12月
価格1,650円(税込)

 

「孤独」「健康」「金(お金)」…老後不安の「3K」は「やりたいことだけ」やれば消える!

 「これまで、高齢者専門の精神科医として6000人を超える高齢者の方々を診てきて、つくづく感じるのは、老いには非常に大きな個人差があるということです。70歳前なのにヨボヨボと老け込んでしまう人もいれば、100歳近くでもキビキビ、生き生きしている人もいます。

 その分かれ目はどこにあるかというと、結局のところ、心です。

 悲観的だったり、固定観念にとらわれていたり、したいこともせず我慢していたりする人は、老化のスピードが明らかに速いと感じます。

 みなさんは、どうでしょうか?

 60歳からは人間関係が途絶えて、孤独になって、つまらなくなる……という勝手なイメージを抱いていませんか?

 60歳からは病気がちになって、食事制限をしたり、薬を飲んだりするのが当たり前だと思っていませんか?

 60歳からは収入が減るから、お金を使いすぎないように気をつけなくてはならないと思っていませんか?

 そう思っているとしたら、我慢しない生き方なんて、どうして可能なのか、疑問に思うでしょう。

 ここから、その疑問を解いていきましょう。

 そして、60歳からの人生が自由と幸福に満ちていることを知っていただきたいと思います」

 ――本書「はじめに」より

 《本書の内容》
●第1章 人間関係は「好きな人としか付き合わない」
●第2章 健康づくりは「納得できることしかしない」
●第3章 お金は「自分が何に使いたいかしか考えない」

引用:PHP研究所

ポイント

  • 定年退職後は、「好きな人としか付き合わない」日々を満喫できる。また、孤独は「悪いこと」「避けるべきこと」とは言い切れない。その気楽さや解放感がメンタルを健やかに保つ面もある。
  • 定年後に新しい友達をつくりたい場合は、好きなことをやることから始めるのがおすすめ。同好の士と出会い、友達になるかもしれない。「友達を見つけなければ」と思いすぎず、しっくり来る人しか選ばないという姿勢を持とう。
  • 老化するということは、もとある機能が落ちるということなので、大事なのはそのマイナスを補うことだ。60代においては、食事を「足す」、運動を「足す」といった方法で、積極的に補っていく、つまり「引き算」ではなく「足し算」の発想が必要である。

サマリー

はじめに

60代は多くの人が定年を迎え、「老後」の始まりというネガティブなイメージや、不安を持つ方も少なくないだろう。

しかし、60歳からの人生は、自由と幸福に満ちているものなのだ。

著者は、老後の孤独、健康、お金という「これらの心配事をすべて捨てていただくために」本書を書いたという。

その方法とは、好き放題にして、我慢をしないこと。

これができるかどうかで、向こう30年の人生が大きく変わるという。

本書で意識を転換し、これから始まる新しい日々の扉をワクワクしながら開こう。

人間関係は「好きな人としか付き合わない」

人間関係のストレスを解消するチャンス

働く人のストレスの要因第1位は、たいてい人間関係の悩みである。

上司、部下、取引先など、仕事で関わる人のなかに合わない人がいて、我慢を強いられている人がほとんどだろう。

だが、定年退職後は嫌な人と無理をして付き合う必要はない。

定年後は大いに、「好きな人としか付き合わない」日々を満喫できるのである。

孤独になるのは悪いことではない

定年後に新しい人間関係を作ることができず、孤独で寂しい老後を送ることになるのではないか。

そんな不安を持つ人もいる。

だが、孤独イコール「悪いこと」「避けるべきこと」とする価値観は、いささか画一的な決め付けと言える。

孤独は「寂しくてかわいそうなもの」とは限らない。

無理をして明るく振る舞わなくていい、気を遣わなくていい、我慢しなくていい。

その気楽さや解放感がメンタルを健やかに保つ面もある。

友達は「つくる」ものではなくて「できるもの」

それでも、仕事以外の人間関係を持ちたい、新しい友達をつくりたい、という人もいるだろう。

しかしその場合、友達をつくることを目的にするのではなく、好きなことをやることから始めるのがおすすめだ。

たとえば鉄道が好きなら、全駅踏破に挑戦してみる。

すると、ローカル路線や秘境駅で同好の士と出会い、友達になるかもしれない。

居心地のよさそうなレストランや飲み屋、喫茶店など、気に入った店があれば通ってみるのもいい。

店の人やほかのお客と顔見知りになって、徐々に打ち解けていく可能性もある。

このときも「友達を見つけなければ」と思いすぎないこと。

波長の合わない相手に気を遣っていたら、新しいしがらみが増えるだけ。

友人は「いないと寂しいからつくる」ものではなく、「この人といると楽しいから、一緒にいる」もの。

しっくり来る人しか選ばないという姿勢を持とう。

健康づくりは「納得できることしかしない」

医者の言うことを鵜呑みにしない

大多数の医者は、「血圧が高いからこの薬を飲んで下げなさい」「血糖値が高いから、糖質を控えなさい」などと言う。

しかし、こうした「減らす」「下げる」方向性は、高齢者の活力を奪い、元気をなくさせる。

老化が本格的に始まる60代においては、「減らす」「下げる」とは逆の発想が必要。

老化するということは、もとある機能が落ちるということなので、大事なのはそのマイナスを補うことだ。

食事を「足す」、運動を「足す」といった方法で、積極的に補っていく、つまり「引き算」ではなく「足し算」の発想である。

50代までは、責任のある仕事をしていたり、養わなくてはいけない家族がいたりして、大病につながるような危険要素を取り除く「引き算」の発想も必要だっただろう。

しかし、60代になればそうした責任はおおむね果たし終えている。

ならば自分の人生を満喫するのが一番。

「将来病気にならないようにする」のではなく「今ある元気と活力を保つ、高める」という考え方に変えるのである。

そのためにすべきことは、検査の数値を気にしたり、何種類も薬を飲んだり、食事制限にあけくれたりしないことだ。

コレステロールは「幸せホルモン」を脳へ運ぶ

コレステロールとは、主に肝臓で生成される、脂質の一種である。

多すぎると血管壁に溜まり、動脈硬化を引き起こすとされる。

しかし実は、動脈硬化の最大の要因は加齢だ。

また、コレステロールによる動脈硬化は、10年、20年とかけてゆっくりとすすむものである。

「コレステロール値が高いから下げましょう」という医師のすすめは、はるか未来の病気を回避するためのものだ。

コレステロールは、細胞膜の原材料である。

足りないと、丈夫な細胞膜がつくられず、細胞の新陳代謝も鈍くなる。

また、コレステロールは、「幸せホルモン」であるセロトニンを脳へ運ぶ役割も果たしていると考えられている。

コレステロール値が高い人のほうがうつ病にかかりにくいこともわかっている。

60歳を過ぎたら、コレステロール値は、少々高くていい。

メタボも気にしない

「肥満=悪」は世の中の常識になっている。

たしかに、内臓脂肪が多すぎると高血圧や糖尿病などの病気を招きやすくなる。

しかし、「過度」でなければ、メタボと診断されても気にする必要はない。

BMI18.5~25.0未満が「健康」とされるが、さまざまな統計でこれに反するデータも出ている。

日本のある調査では、BMI25.0~30.0未満の人が、40歳以降の平均余命が一番長いという結果が出た。

アメリカのある調査でも、BMI25.0~29.9の人が一番長生きという結果に。

つまり、「小太り」程度の人が一番長生きできるのである。

60歳を過ぎてから体重を落とすと、栄養不足になる。

体はもちろん、脳にも十分に栄養を送れず、頭の働きも悪くなる。

痩せている年配の方は、見た目がしなびたような印象で、しわも目立つ。

ぽっちゃりしている方のほうが、肌もつややかで若々しく見える。

From Summary ONLINE

60代になって仕事を辞めると、老後に伴うさまざまな心配が多くなる。

しかし、我慢をせず、自由になることによって、それらを解消できるという。

特に健康については、たくさんの薬を飲むのが当然と思いがちだが、必ずしもその必要はないという。

コレステロール値は少々高めでもよく、過度でなければ高血圧もメタボも気にしなくていい。

むしろそのほうが元気でいられるというのだ。

それがなぜかは、本書に詳しく書かれている。

60代や定年退職を迎えるにあたって、ぜひ読んでおくべき一冊。

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