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【速攻解決!こどもの便秘】

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目次

インフォメーション

題名速攻解決!こどもの便秘
著者ムネ製薬 こどもの便秘対策書籍制作委員会 
出版社舫知社
出版日2026年6月
価格1,595円(税込)

原因から対処法まで、この1冊でまるごとわかる

「何日もうんちが出ていないけど大丈夫?」
「病院に連れて行ったほうがいいの?」
「浣腸はクセになると聞いたけど本当?」

子どもの便秘は、多くの保護者が一度は直面する悩みです。しかし、正しい知識を学ぶ機会は意外と少なく、「食物繊維を食べさせればいい」「もう少し様子を見よう」と対応が遅れてしまうことも少なくありません。

本書は、創業100年以上にわたり排便ケアに携わってきたムネ製薬と、小児の排便異常治療を専門とする中野美和子先生の監修のもと、子どもの便秘についてわかりやすく解説した実践的なガイドブックです。


子どもの便秘には、子ども特有の特徴があります

子どもの便秘は、「出ないこと」も問題ですが、「ため込んでしまうこと」がさらに大きな問題です。

離乳食の開始やトイレトレーニング、入園・入学など、子どもの成長過程で起こる環境の変化がきっかけとなり、便秘が始まることがあります。特に子どもに多いのは、直腸に便がたまり続ける「直腸性慢性便秘症」。放置すると、便意を感じにくくなり、ますます排便が難しくなるという悪循環に陥ることも。

本書では、大人とは異なる子どもの便秘の特徴をわかりやすく解説。なぜ便秘になるのか、子どもの体の中で何が起きているのか、そしてどう対処すればよいのかを、イラストや図解を交えながら丁寧にお伝えします。


「その対処法、間違っているかも?」

便秘になると、水分を増やしたり、食物繊維を食べさせたりする方が多いでしょう。しかし、直腸に便が詰まっている状態では、それだけでは改善しないことがあります。

・便秘のサインの見つけ方
・受診が必要なケース
・子どもに多い便秘のタイプ
・便秘を悪化させる原因
をわかりやすく解説。

さらに、「まず何をすべきか」「家庭でどこまで対応できるのか」についても具体的に紹介しています。


浣腸への不安にも丁寧に答えます

「浣腸は最後の手段」
「何度も使うとクセになる」

そんなイメージを持つ方も少なくありません。


本書では、浣腸の仕組みや安全性について説明するとともに、月齢や年齢に応じた正しい使い方を豊富なイラストで解説しています。

赤ちゃんへの使い方から注意点まで掲載しているため、いざという時にも安心して活用できます。


年齢別だからわかりやすい

乳児から小学校低学年までを対象に、
・離乳食が始まる時期
・トイレトレーニングの時期
・保育園・幼稚園への入園
・小学校入学
など、成長に伴う環境の変化と便秘との関係も解説しています。


また、生活習慣や運動、食事の工夫、便秘対策レシピなど、毎日の暮らしの中で実践できる内容も充実しています。


子どもの健康を守るための一冊

「出すこと」は、「食べること」と同じくらい大切です。

子どもの便秘は、早く気づいて適切に対応することで改善が期待できます。だからこそ、保護者が正しい知識を持つことが何より大切です。

急な便秘に慌てないために。
便秘体質を予防するために。
そして、お子さんが毎日気持ちよく過ごせるように。

本書は、子育て中のご家庭にぜひ備えていただきたい、頼れる「子どもの便秘対策本」です。

引用:Amazon

ポイント

  • 1歳未満の赤ちゃんを除いて子どもに多く見られる「直腸性慢性便秘症」は、便が直腸に溜まったままになるのが特徴である。これは特に、乳児期から幼児期への環境の変化をきっかけに起こりやすい。
  •  直腸に溜まった便の除去には、即効性のある「浣腸」が有効である。浣腸について危険という誤解もあるが、用法・用量を守れば医療現場でも使われる安全性の高い手段だ。
  • 便秘の治療で大切なのは、直腸に便をためない排便習慣を続けること。そしてもう一つは腸内環境を整えて、排便しやすい腸の状態を保つことなのである。

サマリー

便秘の定義

日本消化器病学会では、便秘を「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義している。

また、日本内科学会では「3日以上排便がない状態、また毎日排便があっても残便感がある状態」を便秘としている。

ただし、3日以内に便が出ていても、便がたまってお腹が張る、痛い、苦しい、出にくいなどの症状がある場合は「便秘症」であり、便が十分に出し切れていない可能性がある。

つまり、便がただ出たかどうかではなく、「気持ちよく、全部出せたかどうか」が大切なポイントなのである。

直腸性慢性便秘症(習慣性便秘症) 

原因がはっきりしない便秘のことを「機能性便秘」といい、その中でも、1歳未満の赤ちゃんを除いて子どもに多く見られるのが、「直腸性慢性便秘症」というタイプである。

このタイプの便秘は、便が直腸に溜まったままになるのが特徴だ。

直腸性慢性便秘症は、特に乳児期から幼児期への環境の変化をきっかけに起こりやすい。

具体的には、

・離乳食へと移行する時期

・食べられるものが増えて偏食が始まる時期

・保育園や幼稚園に通い始めたり、おむつ排便からトイレ排便に変わるといった環境の変化

このような小さな変化が、子どもにとって大きなストレスになってしまうのである。

また、便が固くなってしまい、うんちをするときに痛い思いをすると、子どもは排便そのものを避けるようになる。

怖さのあまり排便しないですまそうとすることも、子どもに「直腸性慢性便秘症」が多い理由である。

子どもの便秘、どう治す?

それ、間違いかも!

「子どもがひどい便秘なので、食物繊維の多いものを食べさせたり、水分をたくさん飲ませている」という声をよく聞く。

もちろん、食物繊維や水分は便秘対策には重要である。

しかし、直腸性慢性便秘症では、お尻に栓をしているような状態になっている。

いくら腸内環境を良くしても、次々とつくられるうんちは直腸や直腸の手前で止まり、肛門から外に出ることはできない。

直腸に大量の便が溜まっている状態では、食事療法や内服薬だけでは改善しないことが多く、場合によっては腹痛や嘔吐などを起こすこともあるのだ。

直腸に便が溜まりすぎている限り、便秘は回復しないのである。

まずは、直腸に溜まっている便を出して直腸を空っぽにすることが大事だ。

そして、伸びてしまった直腸を回復させ、便意を伝えるセンサーを復活させることが、正常排便への第一歩なのである。 

「浣腸」は選択肢のひとつ

直腸に溜まった便を素早く取り除くには、大腸全体に働きかける方法よりも、その栓を取り除く方法が効果的である。

その選択肢として「浣腸」がある。

浣腸については危険だと誤解されている人も多いが、医療現場でも用いられており、用法・用量を守り正しく使えば、安全性は高いとされている。

浣腸の中身は、グリセリンと水だけ。

グリセリンは高い吸湿性を持ち、浸透圧作用によって腸壁を刺激して蠕動運動を活発にさせ、さらに、便を柔らかく膨らませる働きもある。

浣腸は、この2つの作用を利用して排便を促すのである。

適切な方法で使用すれば、浣腸がクセになることはないとされている。

子どもの便秘を改善する生活習慣

溜まった便を出しても、便秘の治療はここからが本番である。

大切なのは、直腸に便をためない排便習慣を続けること。

そしてもう一つは腸内環境を整えて、排便しやすい腸の状態を保つことなのである。

具体的なポイントは以下の通りである。

1、生活習慣 

「朝のゆとり」が大切である。

時間に余裕がないと、子どもは便意を我慢してしまうこともあるため、早寝・早起きを心がけ、朝は慌ただしくならないようにする。

ゆっくり朝食をとり、落ち着いてトイレに行くことで、自然に便が出やすくなるのである。

2、トイレ習慣

トイレを安心できる雰囲気に整え、明るく清潔に保つ。

子どもの好きなシールなどを一緒に飾り、安心できる空間にしてあげることがおすすめである。

便が硬く、いきみにくい子どもには、足がしっかり床につくような踏み台や、安定して力を入れやすいように手すりをつけてあげる。

それでもトイレで排便を嫌がるときは、無理強いはせず、本人がその気になるまで待つことも大切である。

3、適度な運動 

体を動かすと腸の動きが活発になり便が出やすくなる。

お腹をさするマッサージも、便秘改善には効果的である。

手にベビーオイルやクリームをつけて滑りをよくし、おへそを中心に「の」の字を描くように右回りでやさしくマッサージする。

特に右わき腹と左の肋骨の下あたりは、腸の構造上、便が通りにくいため、2歳を過ぎた子には、その部分を少し重点的に押すのも効果的である。

4、食事

子どもの便秘を改善するうえで、毎日の食事はとても大切である。

特に、病気などのはっきりした原因がわからない便秘の場合、食事の工夫で改善が期待できるだろう。

・食物繊維を味方につける

・果物やオリゴ糖を上手に活用する

・発酵食品の力を借りる

・適度な油分を摂る

著者は、便秘の改善には治療だけでなく、排便習慣や生活習慣、食事を見直し、直腸に便をためない習慣を続けることが重要だと述べている。

そのような毎日の積み重ねが、便秘の改善と再発予防につながるとしている。

From Summary ONLINE

本書は、家庭でできる生活改善と医療による治療の両面から、子どもの便秘を根本的に改善する方法をわかりやすく紹介している。

子どもの便秘は大人とは異なり、さまざまな要因が重なって起こるため、原因がわからず親も頭を抱えてしまうだろう。

著者は、「便秘は、ただの不快な症状ではなく、きちんと向き合うべき病気である」という考えのもと、子どもの健康を守るうえで重要な考え方が示している。

子どもの便秘を見過ごすと便秘体質になり、大人になってからも苦しむことになりかねない。

親子で楽しく「ウンチタイム」を習慣化していくことが、最大の「速攻解決」への近道となる。

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