インフォメーション
| 題名 | 世界最高の話し方 |
| 著者 | 岡本 純子 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 出版日 | 2020年10月 |
| 価格 | 1,540円(税込) |
【1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた「伝説の家庭教師」の全メソッドが、初めて書籍化!完全初公開!】
【「雑談」「プレゼン」「説得」「説明」「ほめ方」「叱り方」、話し方にまつわる全スキルが、たった1冊で身につく!】
【リモートにも完全対応!「伝え方」「目線」「声」「しぐさ」今知りたいノウハウが満載!】
【仕事も日常会話も、この「黄金50のルール」でうまくいく!話し方が変われば、人生が変わる!】
【雑談】
・日本のトップエリートも、じつは「雑談」が苦手、みんな悩んでいる
・雑談は「『ど』力」で、必ず上達する。「ど」から始まる質問を極めよう
・「4種の質問」を使い回せば、会話は途切れない
・「大ヒット商品の法則」で、相手が喜ぶ話のネタを見つける
・「スキャンダルの法則」で、相手の「関心」をわしづかみにする
【プレゼン】
・プレゼンで「緊張しない奥義」は、どう身につける?
・「ヤッホーの法則」で、自分の「殻」を破ることができる!
・池上彰氏、高田明氏に学ぶ!「共感プレゼン」に変える「カネの法則」
・くれぐれも「自己紹介」と「お礼」から始めてはいけない
・プレゼンの冒頭は「この5パターン」で心を掴む
・日本人お得意のあのポーズも実はNG?
【リモートの話し方】
・リアルよりも集中力がもたないリモートの「飽きさせない話し方」とは?
・表情やプレゼン資料の「魅せ方」「見せ方」は、こう極める
・「動き」「しぐさ」「口調」は、ここがポイント!
・リモート会議の「目線(アイコンタクト)」は「角度」が命です
・物理的な距離を越え、「心の距離を縮めるコミュニケーション」ノウハウの秘訣は?
【説明・説得】
・「言葉のお片付け」で、「魂の一言」に磨き上げる
・3つの話し方で「だらだらしゃべり」に終止符を!
・アメリカの子どもが必ず学ぶ超基本!「結論→中身→結論」の「ハンバーガー話法」の秘訣
・「たった一言」で、説得力は100倍増し!
・できるリーダーは数字を操る。「丸めない数字」でインパクトを出す
・「これは聞かなきゃ」スイッチをオンにする「魔法の言葉」とは?
【ほめ方・叱り方】
・あなたの人気、まわりのやる気、全部爆上り!「モチベーションの魔術師」になれ!
・「ミカンほかんの法則」を使えば、相手をいい気分にできる
・ほめるときの基本中の基本!「す・ぐ・き」とは?
・科学的に証明されている「ほめる:叱る」の黄金比率は?
・「ほめる→叱る→ほめる」はもう古い。「正しい叱り方」はこれだ!
もう話し方で悩まない!苦手意識もなくなる!誰とでもうまく話せる!この1冊で、仕事も人間関係もうまくいく!
あなたの人生も変わる「魔法のスキル」が凝縮!
この1冊で、リモート時代「最強の武器」を身につけよう!
引用:東洋経済STORE
ポイント
- 多くの人は、「何を話すか」に意識を向けるが、本当に重要なのは「相手にどう受け取られるか」である。
- 著者によれば、説明には「正しい順番」があり、アメリカの子どもたちが大勢の前で話す際にも用いられている鉄板のルールがあるという。それが、「結論→中身→結論」で構成する「ハンバーガー話法」である。
- プレゼンとは単なる説明ではなく、相手の感情を動かし、行動につなげるコミュニケーションである。
サマリー
音声で聴く
話し方は才能ではなく技術である
本書は、元記者・PRコンサルタントとして国内外の経営者やリーダーと関わってきた著者が、「伝わる人」と「伝わらない人」の違いを分析し、世界基準のコミュニケーション術として体系化した一冊である。
著者はまず、「話し方が上手い人は生まれつきの才能」という考えを否定する。
世界で活躍するリーダーたちは、特別に雄弁なのではなく、相手の心の動きを理解し、伝え方を設計しているだけだというのだ。
多くの人は、「何を話すか」に意識を向けるが、本当に重要なのは「相手にどう受け取られるか」である。
本書では、相手の「共感」と「信頼」を勝ち取る話し方の最強の方程式となる話し方が明かされている。
著者が、コミュニケーションのファーストルールとしてあげていることは、会話において、「自分が投げやすい球」ではなく「相手が受け取りやすい球」を投げることだ。
つまり、「自分フォーカス」から「相手フォーカス」へとベクトルを切り替えることである。
具体的には、相手に気持ちよく話してもらうための問いを立てる力、すなわち「質問力」が重要だという。
本書では質問力をあげるための具体的な方策についても詳しく解説している。
人を動かす話には「構造」がある
話がわかりやすい人には共通点がある。
それは、情報を整理し、相手に伝わりやすい順番で届けていることだ。
著者によれば、説明には「正しい順番」があり、アメリカの子どもたちが大勢の前で話す際にも用いられている鉄板のルールがあるという。
それが、「結論→中身→結論」で構成する「ハンバーガー話法」である。
まずは、伝えたい内容を「13文字以内の一言」に絞り込み、キーメッセージとして明確にする。
そして、その結論を支える説明や具体例を挟み、最後にもう一度結論を伝えることで、話の要点を印象づける。
さらに、話の中身を組み立てる方法として、著者は次の3つのロードマップを紹介している。
①「なぜなら」ロードマップ
理由や具体例を示し、結論を補強する方法。
②「3つあります」ロードマップ
ポイントを3つに整理し、相手が理解しやすい形で伝える方法。
③「お悩み解消」ロードマップ
問題点を提示したうえで、解決策を提示する方法。
これらを組み合わせることで、相手に伝わりやすく、行動につながる説明ができるようになるのだ。
本書では、説明力は才能ではなく、誰でも身につけられる技術であると説いている。
聴衆を魅了する「プレゼンのルール」
著者がプレゼン上達の第一歩として挙げるのは、「プライドを捨ててバカになること」、つまり、完璧に見せようとせず、相手に伝えることを優先する姿勢である。
著者によれば、プレゼンターには、情報を一方的に伝える「Informer」と、人の感情を動かし行動につなげる「Performer」の2つのタイプが存在する。
日本人のプレゼンは説明中心になりがちだが、本来のプレゼンとは「対話」であり、「言葉のキャッチボール」であると著者はいう。
聞き手の反応を受け取りながら、一緒に場をつくっていく意識が重要になる。
さらに、プレゼンは冒頭30秒で聴衆の関心をつかめるかどうかが決まると著者は説く。
そのため本書では、冒頭で活用できるユーモア、意外性のある切り口、自身の経験や告白を取り入れる方法など、聴衆の心を引き込む具体的な技術を紹介している。
加えて、言葉の内容だけではなく、声の強弱や話すテンポ、ジェスチャー、アイコンタクトといった非言語コミュニケーションの重要性についても詳しく解説されている。
プレゼンとは単なる説明ではなく、相手の感情を動かし、行動につなげるコミュニケーションである。
本書は、そのための実践的な考え方と技術を学べる内容となっている。
世界最高の話し方は、「つながる力」のためにある
本書を通して著者が伝えているのは、話し方とは単なる会話のテクニックではないということだ。
相手の心の動きを理解し、伝え方を工夫し、相手との信頼関係を築いていく。
その積み重ねによって、人は人とつながり、共感や行動を生み出していく。
本書では、質問力や説明の構造、プレゼン技術など、実践的なコミュニケーションの方法が数多く紹介されている。
しかし、その根底にある考え方は一貫している。
それは、「自分をうまく見せるために話す」のではなく、「相手とつながるために話す」という姿勢である。
伝わる人は、特別に話が上手い人ではない。
相手の立場に立ち、受け取りやすい形で言葉を届けている人なのである。
家庭でも、仕事でも、人間関係でも、相手とのつながりが求められる場面は多い。
本書は、世界最高の話し方とは、誰かを言い負かす力ではなく、人と人との距離を縮め、信頼を育てるための技術であることを教えてくれる一冊である。
From Summary ONLINE
本書は、元記者・PRコンサルタントとして多くのリーダーを支援してきた著者が、相手に伝わり、人を動かすためのコミュニケーション技術をまとめた一冊である。
本書では、「相手フォーカス」の考え方を軸に、質問力、説明の構造、プレゼン技術などを具体例とともに解説している。
特に印象的だったのは、話し方とは自分を上手に表現するための技術ではなく、相手とつながり、信頼関係を築くための技術であるという視点だ。
話し方は誰でも磨くことができる技術であり、相手との信頼関係を築くための手段であることが伝わってくる。
人前で話す機会が多い人はもちろん、仕事や家庭で「うまく伝わらない」と感じる人にも、多くの気づきを与えてくれる一冊である。