インフォメーション
| 題名 | 原因不明の心臓の痛みは、微小血管狭心症でした! |
| 著者 | いさわゆうこ |
| 出版社 | 舫知社 |
| 出版日 | 2026年2月 |
| 価格 | 1,650円(税込) |
更年期女性10人に1人罹っているとも言われる、微小血管狭心症を知っていますか?
最近までよく知られていなかったために、診断できる医療機関が限られ、病名すら知らない医師が多く見過ごされがちな病気です。そのため原因がわからない胸痛を抱えたままで苦しむ人が多い現状があります。
この病気に早くから注目し、独自の診断法と治療法で多くの患者を診てきた循環器専門医に巡り合い、診断・治療を受けて改善した筆者が、広くこの病気を知ってもらうために、医師の協力のもと、詳細な検査や治療についてまとめた、日本初の微小血管狭心症の治療体験記です。
「ときどき心臓あたりがぎゅ〜っとなるけど、しばらくするとなおるから放置している」という方、ぜひ読んでみてください!!!
引用:Amazon
ポイント
- この本は、5年間も正体不明の心臓の痛みに悩まされた私が、”犯人”を探し当て、治療・改善に至った記録である。
- 微小血管狭心症の診断は難しく、現在の標準的な検査はカテーテルを使ったかなり大掛かりな検査だ。しかし吉田循環器内科クリニックでは、ストレインエコーという超音波の機器で心臓の収縮を診ることで診断でき、患者負担が小さい。
- 確立した治療法がない「微小血管狭心症」だが、吉田先生のクリニックでは多くの患者が、漢方薬の処方と和温療法で治ってきているという。
サマリー
突然心臓が痛み出す!
私は現在63歳の女性で、フリーランスのデザイナーをしている。
初めて謎の胸痛に襲われたのは、5年ほど前の50代後半。
仕事で和歌山の取材先に向かう車の中だった。
クライアント企業の担当者が運転していたが、急に心臓のあたりに、ぎゅ〜っとつかまれているような痛みが走り、あわてた。
これを発端に、その後もたびたび同じように心臓が痛くなった。
そのつど、病院であれこれと検査を受けたが、結果はいつも同じ。
「特に異常はありません」
そんな私の胸痛の正体が昨年の5月末、ついに判明した。
兵庫市尼崎市にある「よしだ循環器内科クリニック」で、「微小血管狭心症」だと診断されたのだ。
この数日後、友人や知人の多くの人が同じ症状に苦しんでいることを知った。
クリニックの先生によると、この病気は、緊急性は低いが、放っておくと大きい病気に繋がる可能性があるそうだ。
この本は、5年間も正体不明の心臓の痛みに悩まされた私が、”犯人”を探し当て、治療・改善に至った記録である。
※本書はあくまで個人の体験記だ。私は医師ではないので、治療方法の正否は判断できない。また、症状が似ていても、同じ方法で改善するという保証はない。症状があり、「もしかして」と思う方は、必ず、医療機関で診察してもらってほしい。
私は心臓病?
昨年5月の最終日曜日、義母のお見舞いに富山に行った帰りの車中のことだ。
心臓をぎゅ〜っと、わしづかみにされるような痛みが私を襲っていた。
痛みが襲ってくる間隔が20分から10分、5分、3分、2分と、だんだん短くなってきているのが不気味な感じだった。
半年前に、同じような胸の痛みがあり救急病院に駆け込んだ。
たくさんの検査をし「異状なし」と言われたのに、同じように痛くなったのだ。
翌朝、心臓の痛みは消えていたが、病院に行った。
私を迎えてくれたのは、偶然、前回診察してくれた先生だった。
そして告げられた言葉は今回も、
「特に異常はありません」
だったのだ。
今回もまた、残念な気持ちでトボトボ家に帰った。
ついに診断くだる
またしても突きつけられた「異常なし」の結果に納得がいかないまま病院をあとにした、その日の夜のことだ。
インターネット検索で心臓病について調べていた夫が、有力な情報を見つけた。
「微小血管狭心症」という病気の症状が、私の症状そのものだったのだ。
そして、「微小血管狭心症の診断に強い」との一文に目を引かれたのが「よしだ循環器内科クリニック」であった。
行列のできるクリニックで、来院して1時間ほどで名前を呼ばれ、エコー検査を受けた。
さらに1時間ほど待ち、いよいよ診察となった。
腹部の触診、両手首の脈診、舌を見る舌診をした後、エコー検査の結果がモニターに映し出された。
不安な気持ちのまま、ぼんやりモニターを見つめる私に、吉田先生は、次から次へいろいろな画像を表示し説明してくれた。
専門用語も混じる説明についていけなかったが、私は先生に
「先生、これは…私は…微小血管狭心症ということなのでしょうか?」と尋ねると
「はい、そうですよ」との答えが返ってきた。
最初に心臓の痛みがあってから、約5年。
ついに…病名が判明したのだ!
病気を言い渡されたばかりだというのに、私は安堵感で胸が一杯になり、嬉しくて涙が出そうになった。
治療の2本柱は漢方薬と和温療法
確立した治療法がない「微小血管狭心症」だが、吉田先生のクリニックでは多くの患者が、漢方薬の処方と和温療法で治ってきているという。
和温療法とは、鄭忠和(ていちゅうわ)先生によって開発された療法だ。
鄭先生は、日本心臓病学会理事長や日本性差医学医療学会理事長などを歴任し、日本循環器学会名誉会員他、多くの学会の名誉会員にもなられている先生だ。
まず、遠赤外線で天井から床まで60℃均一に保ったサウナ質治療器の中に座って15分間全身を温める。
その後、治療器で温めたタオルと布団で全身を包み、30分ほど安静にしながら保温する。
保温をはじめて15分後には、体の深部の体温が1℃〜1.2℃上昇して「微熱」のような状態になる。
汗をかいたぶんは十分に水分補給する。
これだけのことで、多くの病気に効果があるのだそうだ。
よしだ循環器内科クリニックでは、今までに20,000人の患者の治療に用いて、絶大な効果を上げている。
私は、初診から2週間ほど漢方薬を服用しており、心臓の痛みや違和感はほとんど消えた。
しかしエコー検査をすると、まだ心筋の収縮の不均衡など問題が見られた。
そこで和温療法をすることになった。
1クール10回の和温療法で、体感的にもエコー検査の結果でもかなりの改善が見られた。
また、先生の提案で、1回の和温療法の前後で色々な数値がどう変わるかを診るためにさまざまな検査をおこなった。
その結果、たった1回でも効果が確認され、微小血管狭心症の治療に和温療法が有効であることが確認できた。
本書の後半での吉田先生のインタビューでは、微小血管狭心症の危険性や、心不全が世界的に増えている現状、今後の医療のあり方など熱弁をふるってくださった。
「もしかして私も?」と思ったら、しかるべき医療機関でまずは診察してもらってほしい。
私自身、心臓の具合がおかしくなり、自分の体を酷使していたことを猛省した。
しかし、細胞はどんどん入れ替わる。
血液は4か月、筋肉は半年、骨でも2年半くらいで、新しい細胞に置き換わるのだそうだ。
心掛け次第で何歳でも「新しい体」を手に入れることができる。
かけがえのない素晴らしい自分の体を大切にして、元気に人生を全うしたいものだ。
From Summary ONLINE
時々心臓の痛みがあるかと問われれば、「そういえば…」と当てはまる方は意外に多いかもしれない。
著者は、医療機関で検査を受けていたにも関わらず、5年間も心臓の痛みの原因を知ることができなかった。
本書は、著者と同じような心臓の痛みへの不安を持つ方やその周囲の方へ向けて書かれた本だ。
微小血管狭心症は、更年期女性の10人に1人がかかるとも言われているが、認知度は高くなく、正確な診断をできる医療機関も多くない。
本書には、著者の体験記とともに、医師監修の微小血管狭心症の原因や症状、効果がででいる治療法などが紹介されている。
今思い当たる症状がある方はもちろん、更年期を迎えることに不安を感じている方にもぜひ読んでいただきたい。