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【小さな会社の採用 お金をかけなくてもここまでできる!】

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題名小さな会社の採用 お金をかけなくてもここまでできる!
著者中谷充宏
出版社秀和システム新社
出版日2024年6月
価格1,540円(税込)

人手不足の中、これまで通りの当たり前の採用スタイル(書類選考⇒面接)では、もう良い人材は採れません。

なぜなら、
・応募書類――よりシビアに見極めようと「あれ出せ、これ出せ」とやると、小さな会社の場合、応募自体が減ってしまいます。
・面接――応募者に「面接テクニック」が浸透し、程度の差はあれど9割が武装しています。人事専任ではない面接官が限られた時間内にその武装をはがして応募者の人柄、実力を見極めるのは容易ではありません。

しかし、「良い人材」を採れる新しい手法は、続々生まれています。
本書は、今すぐ実践できて効果が上がる、お金のかからない最新の方法を紹介します。
たとえば、
・リクナビ、マイナビ等にかけるコストがなくても「人が集まる求人」にできる8つの方法
・無料でめぼしい人材にDMを送れ、大手に負けない採用ページが作れる求人サイトのフル活用法
・「リファラル採用」の成功率は「取引先」「紹介料」で上がる
・面接の質問を工夫し「ありきたりの回答」を防ぐ(例:「当社への志望度は?」だと誰もが「第一志望」。しかし「当社についてご存知のことを、すべて話してください」と問えば、冷やかし応募を見抜ける)。
・ミスマッチを防ぐ「体験会」「有期雇用」の注意点
など。
 
いっぽう近年、たった一人でも職場を破壊しかねない「ヤバい人」が増えつつあります。
「採用工程を増やす」「面接のワザあり質問」「試用制度でブロック」「書面で武装」という4つの盾で、採用工程でしっかり見極め対処する術を指南します。
 さらに、
・内定者は社長独断で選んで良いのか
・入社後の定着に有効なメンター制のポイント
 まで、早期離職を防ぎ戦力として定着してもらうための方策も詳述しました。

 日本で数少ない、企業側と応募者側を熟知した著者による、「小さな会社の採用」の決定版です。

 ☆記入するだけで使える!「雇用契約書兼労働条件通知書」等の各書式フォーム ダウンロード用QRコードつき(作成にはPCとWordが必要です。適宜内容改訂のうえ、ご活用ください)。

引用:Amazon

ポイント

  • 本書は、20年以上にわたり社労士および複数企業の人事部長を務めてきた著者が、小さな会社でも実践できる採用の考え方と手法をまとめた一冊である。
  • 面接での採用ミスを減らすためには、事前に戦略を練ることが欠かせない。
    なぜなら近年は、面接対策のノウハウやテクニックを身につけた応募者が増えており、表面的な受け答えだけでは見極めが難しくなっているからである。
  • 中小零細企業にとって、「モンスター化」する社員の存在は、たった一人であっても職場全体を混乱や停滞に陥れる大きなリスクとなる。
    だからこそ著者は、採用後に対処するのではなく、採用前の段階で「ヤバい人」を見抜き、ブロックすることが何より重要だと強調している。

サマリー

お金をかけなくてもできる「採用」

採用は、会社の未来を形づくる重要な経営判断のひとつである。

特に人員や資金に限りのある小さな会社にとって、誰を採用するかは、日々の業務だけでなく、10年後、20年後の会社の姿にまで大きな影響を及ぼす。

にもかかわらず、多くの中小企業では「採用にお金をかけられない」「良い人が集まらない」といった悩みを抱えている。

本書は、20年以上にわたり社労士および複数企業の人事部長を務めてきた著者が、小さな会社でも実践できる採用の考え方と手法をまとめた一冊である。

大手企業のように多額の採用コストをかけられない中小企業が、将来の会社を支える人材と出会うために、どのような工程を踏むべきかを具体的に解説しているのだ。

また、採用後にトラブルを起こしやすい、いわゆる「モンスター化」する人材を、選考段階で見極め、排除する方法についても詳しく述べられている。

小さな会社ほど採用の影響は大きく、誰を迎え入れるかが、10年後・20年後の会社の姿を左右することを示している。

人材の採用に悩む経営者にとって有益な情報が詰まった一冊である。

お金がかからない採用の新手法

中小零細企業は、常に採用活動に取り組んでいる大企業と異なり、欠員が出てから初めて採用に動くケースが多い。

だからこそ著者は、従来のやり方に固執するのではなく「今の時代に合ったやり方にチューンナップする必要がある」と述べている。

その第一の大前提として挙げられているのが、「同地域の同業他社、同職種と比べて、給与水準を同レベル以上にする」という点である。

他社より明らかに低い給与では、そもそも応募が集まらないという現実を、しっかり認識することが重要だという。

この大前提を押さえたうえで、デジタル・アナログの両面から、無料またはごく軽い費用負担で求人を行うことが勧められている。

お金をかけずに求人を出す代表的な方法として、次のような手法が紹介されている。

①ハローワーク(インターネットハローワークを含む)
②無料求人サイト(engage、求人ボックスなど)
③Indeed
④SNS(Facebook、X、LinkedInなど)
⑤リファラル採用(社員紹介)
⑥アルムナイ採用(退職者の再雇用)
⑦学校訪問(高校・専門学校・大学などへの求人票持参)
⑧ブース出展(就職・転職イベントへの参加)

本書では、これらのお金のかからない採用手法について、最大限の効果を引き出すための具体的な工夫や考え方が解説されている。

すでに上記の方法を活用している会社も多いが、著者が示す「集まる求人」になるポイントや、「キーワード登録」のコツなどの「良い人材が集まるツボ」を実践することで、お金をかけずとも採用成果を高められることが示されている。

「即戦力」を見抜く面接のコツ

面接での採用ミスを減らすためには、事前に戦略を練ることが欠かせない。

なぜなら近年は、面接対策のノウハウやテクニックを身につけた応募者が増えており、表面的な受け答えだけでは見極めが難しくなっているからである。

著者は、面接に臨む前に、面接へ呼ぶための選定基準や面接回数、面接官の選任、質問内容、評価方法までをあらかじめ決めておくことが重要だと説く。

中でも、質問項目を事前に整理した「面接質問シート」の作成は必須とされている。

同じ質問を同じ条件で行うことで、応募者同士の比較がしやすくなり、主観的な判断を防ぐことにつながるからだ。

本書には、必須とされる15項目の面接質問シートのサンプルが収録されている。

その中には、「当社について知っていることをすべて話してください」という質問から応募者の本気度を見抜いたり、「仕事で重視するポイントを3つ挙げてください」という質問によって、早期離職の可能性を見極めたりするなど、経験豊富な著者ならではの実践的な工夫が紹介されている。

また、評価方法については、あいまいになりがちな5段階評価ではなく、応募者を相対的に並べて判断する「序列法」を、中小零細企業に適した方法として勧めている。

「ヤバい人」をブロックする4つの盾

中小零細企業にとって、「モンスター化」する社員の存在は、たった一人であっても職場全体を混乱や停滞に陥れる大きなリスクとなる。

だからこそ著者は、採用後に対処するのではなく、採用前の段階で「ヤバい人」を見抜き、ブロックすることが何より重要だと強調している。

そのために有効な考え方として、次の4つの「盾」が示されている。

①採用工程を増やす
②面接の質問を工夫する
③「試用制度」でブロックする
④書面で武装する

この4つの盾をどのように使えば、採用前に注意すべき人材を見抜けるのかについて、具体的な方法が詳しく解説されている。

さらに、著者の豊富な経験に基づいた「新・ヤバい社員チェックリスト」や、不適性検査ツール「スカウター」の活用など、実際の採用現場ですぐに役立つ実践的な手法も紹介されている。

本書は、限られた予算や人員の中でも採用の質を高めたい中小零細企業に向けて、再現性の高い採用手法とリスクを避ける視点を体系的に示した、実務に直結する一冊である。

From Summary ONLINE

本書では、採用に多くのコストをかけられない中小零細企業が、現場で実行可能な採用手法を体系的に学ぶことができる。

求人媒体の選び方といった表面的な話にとどまらず、採用工程の設計、面接質問の組み立て方、評価方法まで踏み込んで解説されている点が実務的だ。

特に、面接質問シートの活用や応募者を序列で評価する考え方は、属人的になりがちな判断を整理するうえで参考になるだろう。

また、いわゆる「モンスター化」する人材を採用前に見極めるための具体策も示されており、採用に失敗できない小規模組織にとって、実践的な示唆に富んだ内容となっている。

10年後、20年後の会社の繫栄の責を担う経営者の方、人事担当者の方はもちろん、採用に関わる多くの方の味方になる一冊である。

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