インフォメーション
| 題名 | バカとつき合うな |
| 著者 | 堀江貴文 西野亮廣 |
| 出版社 | 徳間書店 |
| 出版日 | 2018年10月 |
| 価格 | 1,430円(税込) |
あなたは自由になるべきだ。
なぜ自由でないのか? 答えは簡単。
バカとつき合っているからだ!
いま日本で一番自由に活躍するふたり、ホリエモンとキンコン西野による初の共著!
新時代を生きる28の最強の教え!
引用:徳間書店
ポイント
- あなたは本来自由であるべき。もし今自由であると感じていないのだとしたら、それはあなたが「バカ」と付き合っているからである。
- 「バカ」とつき合うと自分の時間が奪われたり、やりたいことができなくなり、そしてやりたいことが何なのかさえわからなくなる。
- 「バカ」はどの時代にも、どの年代にも存在する普遍的なもの。あなたができることは「バカと付き合わないこと」「バカにならないこと」の2つである。
サマリー
「バカとつき合うな」
衝撃的なタイトルに目を奪われる。
今、自分の人生が自由ではないと感じているのなら、それはあなたが「バカ」に囲まれて生活しているからかもしれない。
「バカ」とは、本書ではあなたの大切な時間ややりたいことを奪ってくる人のことを指す。
では、どんなバカが世の中に存在するのか。
本書で紹介されている数々の「バカ」から、今回は5つご紹介しよう。
「人と同じことをやりたがるバカ(西野亮廣)」
「みんなと同じことをやりなさい」
この言葉を放ってくる人は、たとえ上司や先生、親しい家族や友人などであったとしてもバカである。
西野氏はこれまで他人と違うことを意識的にやってきたことによって、様々な結果を生み出してきた。
エピソードの一つとして、1999年にキングコングを結成してわずか1年のうちに大阪の漫才コンクールに片っ端から優勝した事例を挙げている。
これは、99%の先輩たちがやっている漫才スタイルと真逆のスタイルで挑んだからである。
参加10組のうち、戦略が同じスタイルAが9組、戦略が異なるスタイルBが1組いたとする。
この場合、印象の残り方はどうなるか?
スタイルBが存在するため、均等に10%ずつとはならない。
お客さんの中では、スタイルAとBのどちらが面白かったかという印象になる。
すなわち、スタイルBは勝率50%、スタイルAは50%÷9=約5%となるのだ。
西野氏は本書で「人と違うことをやって得をしたことしかない」と述べている。
みんなと同じことをすることは、すなわちレッドオーシャンに飛び込むということ。
人と同じことをやりたがるのは、まさにバカである。
「我慢を美徳にしたがるバカ(堀江貴文)」
世の中「我慢することが美徳である」という考え方が、まだ根強く残っているように思う。
特に我々日本人は、耐えて我慢するということがいいことだと昔から刷り込まれてきた。
しかし、その我慢は本当に意味があるのだろうか?
その守り続けてきた慣習やルールは、ちゃんとした根拠に基づいて作られているだろうか?
それが正しいことだと疑わず、検証もせずに思考停止してしまっている人は多いのではないだろうか。
そしてそのような人たちは、次第に耐えて我慢すること自体がいいことであると誤解を始め、さらには忍耐は自分にとっていいものだという信念にスライドしていく。
堀江氏は、このような人々のことを「我慢厨」と呼び、嫌っている。
そして我慢を美徳とする彼らは「自分と同じようにせよ」と我慢を強要してくるのだ。
その理由は、彼らが我慢していることによってストレスを溜め込んでいるから。
そのストレスを発散するために人にあたり、我慢を強要し、自分と同じようにさせているのである。
このような人たちと一緒にいて、自分らしい生き方や過ごし方ができるわけない。
「我慢することが美徳である」というバカが、もしあなたの身近にいるならば、その人から一刻も早く離れよう。
また、この社会で生きている以上、大なり小なりほとんどの人が我慢癖を持ってしまっているのも事実である。
我慢は自分が本当にしたいことを見えなくしてしまう。
それは本当に自分がやりたいことか?
その飲み会は本当に行きたいのか?
普段から意識して考えてみよう。
我慢癖がなくなれば、きっと自分が本当は何がしたかったのか見えてくるはずだ。
我慢をやめると、一番大切にすべき「自分の人生」を取り戻すことができる。
「付き合いを強要するバカ(西野亮廣)」
優秀な人のまわりには、何も言わなくても自然と人が集まってくるもの。
だから「付き合え」と言ってくる人や、付き合いを強制してくる人に優秀な人はいない。
なぜなら、所詮はそうしなければ人を自分のまわりに集めることができないからだ。
気乗りしない飲み会や会合、集まりなど、付き合えと言われて渋々参加したりすることはないだろうか?
その一つひとつの嫌なイベントに、自分の人生という時間が消費されている。
そんなバカとは距離を置き、自分の興味がある人とだけ付き合おう。
そして、自分が心の底からやりたいと思うことにだけ時間を使おう。
付き合いを強要するバカとはすなわち、あなたから大切な時間と人生を奪う泥棒のようなものだ。
「孤独を怖がるバカ(堀江貴文)」
堀江氏は「自分から人間関係を拡げようとした経験がない」と本書で述べている。
やりたいことをやっていたら、一緒に事業をしてくれる人や応援してくれる人、そして共感してくれる人が自然に集まってきたからである。
これは、理想の人間関係を築くにあたっての、一つの真理であるように思う。
やりたくない仕事を続け「他人の時間」を過ごす人に、本当の仲間はできない。
上辺だけの人間関係となり、結果孤独を生み出すことになる。
自分がやりたいと思うことをやっていれば、それに応じてふさわしい人間関係が拡がっていくのだ。
それこそが、自分にとっての本当の仲間である。
当然、孤独を恐れる必要など全くない。
孤独を恐れる人とは、すなわち「自分の時間」を生きることができていないバカなのである。
「空気を読むバカ(西野亮廣)」
「空気を読む」
この言葉を聞いてどのような意味を思い浮かべるだろうか。
本来は「大局を見て、意思を決定する」という意味である。
ところが、世間一般的に使われている意味は「大局を見る」ではなく「多数派につく」になってしまっている。
西野氏がバカだと指摘しているのは、この空気を読んで「多数派につく」人のことである。
その理由は、常に意思決定を大衆に委ねてしまっているため「信用を失う」からだ。
世の中には「貨幣経済」と「信用経済」の2つが存在する。
貨幣経済とはお金によって自由を手にすることができるという考え方。
一方、信用経済とは「信用」によって自由を手にすることができるという考え方である。
なぜ、信用で自由を手にすることができるのかといえば、それは信用がお金に換金できるから。
信用を換金すると言われるとピンと来ないかもしれないが、例を挙げればクラウドファンディングやオンラインサロンなどがそれに該当する。
そして現在、お金持ちではなく「信用もち」こそが生きやすい世の中になってきたと西野氏は断言する。
さて、この「信用もち」が生きやすくなってきた現代において、果たして空気を読む、すなわち多数派につくことが上手な人は自由を手にすることはできるだろうか?
自分の考えを持たず多数派に飛びついてばかりいては、信用は得られるわけがない。
自由を手に入れたければ「空気を読むバカ」と一緒にいてはいけない。
From Summary ONLINE
「タイトルに隠された著者の想い」
さて、これまで本書で紹介されているバカをいくつか挙げてきたが、これら「バカ」に共通することがある。
それは、このような人たちと付き合っていたら「あなたの大切な時間がどんどん奪われる」という事実だ。
堀江氏も西野氏も、時間に関しては人一倍シビアである。
それは、時間とは人生そのものであり、無駄にする時間など1秒たりとも存在しないということを誰よりも理解しているからだ。
本書はそんな二人からのメッセージがギッシリ詰まった内容になっている。
タイトルこそ過激な印象を受けるが、中身は人生に必要なエッセンスが所狭しと並んでいる。
共通していることは「自分の人生を生きることを諦めるな」という強いメッセージ。
もし今、あなたが”自由ではない”と感じているのなら、是非本書を手にとって二人からの熱い想いを受け取ってほしい。
そして一つでも実践し、あなたの人生をあなたらしく生きるきっかけにして欲しい。
あなたの背中をグッと押してくれる、そんな一冊である。