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【塾へ行かなくても成績が超アップ!自宅学習の強化書】

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インフォメーション

題名自宅塾へ行かなくても成績が超アップ!自宅学習の強化書の強化書
著者葉一
出版社フォレスト出版
出版日2020年12月
価格1,540円(税込)

自らすすんで勉強できる子になり、成績がグングン伸びる!
自宅学習のスゴい強み
学校以外に、お金を払って塾へ行ったり、通信教育を受けることだけが、成績を上げる方法ではありません。
2020年3月、新型コロナウイルスの影響でまさかの全国一斉休校、そこから急にスポットライトを浴び始めた自宅学習もまた、それらに勝るとも劣らない次のような強みを秘めています。

■吸収力が高まる
学校や塾で、「やらされている」「教わるだけ」という思いでやる受け身の勉強とは真逆で、みずから「学ぶ」という主体的な姿勢が自然と生まれ、吸収する力がぐっと高まる。

■クリエイティブで楽しい
誰からも指図を受けないため、自分の長所・短所、ライフスタイルに合った勉強法や計画をアレンジしなければならない。試行錯誤が必要なものの、社会人になっても必要な将来を設計する力が、クリエイティブな楽しさとともに養われる。

■お金がかからない
「経済格差は教育格差を生む」という研究データもあるが、今の時代は著者の授業動画をはじめ、無料の教育コンテンツが増えており、それらを自宅学習に効果的に取り入れれば、塾へ行けなくても、お金をかけなくても充分成績を伸ばすことができる。


チャンネル登録者数113万人、累計動画再生回数3億回!
人気教育YouTuberがさまざまな角度から自宅学習で成績を上げる方法を解説
本書では、多くの子どもを自宅学習で志望校に合格させた教育YouTuberである著者が、自宅学習を習慣にし、成績を上げる方法を、中学生をメインターゲットに、次のような角度から徹底的に解説します。

自宅学習における……
勉強法の見つけ方/ 計画の立て方/ テスト対策/ 習慣化/ 集中力の高め方/ やる気と自信の高め方/ 授業動画「とある男が授業をしてみた」の使い倒しワザ…etc

ニューノーマル時代に必要な、自分の頭で考えて未来を切り開く力や、超アップする成績が自宅学習から得られます。
保護者の方や新1年生になろうという小学6年生の子にも、ぜひお読みいただきたい一冊です!

引用:フォレスト出版

ポイント

  • 自宅学習で成果を出す力が身につけば、塾への往復時間を勉強に充てることもでき、自分にとって最適な時間配分を自由に決められる。さらに、自宅学習では自ら進んで学ぶ主体的な姿勢が自然と育まれ、吸収力もぐっと高まるだろう。
  • 自宅で勉強に集中できない人は、そもそもの目標設定が大きすぎる可能性がある。集中力を高めるためには、一気に長時間勉強しようとせず、休憩をはさみながら時間を細かく区切る「分割勉強法」がおすすめだ。
  • 勉強を楽しむには、「自分で解けた」という成功体験を積み重ねることが一番大切だ。そのためには、いきなり難問に挑むのではなく、まずは“わかる問題”から始めることが効果的である。

サマリー

音声で聴く

たくさんお金をかけなくても勉強はできる

「経済格差は教育格差を生む」という研究データもあるが、現在は授業動画をはじめ、さまざまな勉強法がネットで配信されている。

こうしたツールを活用すれば、お金をかけずとも成績を伸ばすことは可能だ。

自宅学習で成果を出す力が身につけば、塾への往復時間を勉強に充てることもでき、自分にとって最適な時間配分を自由に決められる。

さらに、自宅学習では自ら進んで学ぶ主体的な姿勢が自然と育まれ、吸収力もぐっと高まるだろう。

勉強とは新しいことを知ることであり、「自分の引き出しを増やす」ことでもある。

普段の生活の中で、わかることや知っていることが増えていけば、それは将来、自分の人生を豊かにすることにつながるはずだ。

テストに向けて勉強の計画を立てるコツは?

テストの点を上げるには、しっかりとした勉強計画を立てることが効果的である。

イメージとしては、「どうしたら自分の点が上がるか」を自分でプロデュースする感覚だ。

勉強計画を立てるときに押さえておきたいポイントは次の5つである。

  1. 目的は何か(定期テストか受験か)
     目的によって勉強のやり方や計画の立て方は大きく変わる。
  2. テストはいつか
     明日なのか、1週間後か、1か月後かによって、1日あたりの勉強時間や取り組み方が変わる。
  3. 目標の点数はどれくらいか
     目標を明確にしないままやみくもに勉強するのは非効率だ。
  4. 目標達成のために何をどれだけ勉強するか
     効率よく点を伸ばすために、思い切って捨てる単元を決めたり、苦手教科を優先したりするなど、戦略を立てる。
  5. 1日にどれくらい勉強すればよいか
     計画が崩れることも想定して余裕を持ったプランを立てる。本当に実現可能か、もっと効率よく進められないかをよく検討する。

自宅学習は「分割勉強法」を基本に

自宅で勉強に集中できない人は、そもそもの目標設定が大きすぎる可能性がある。

集中力を高めるためには、一気に長時間勉強しようとせず、休憩をはさみながら時間を細かく区切る「分割勉強法」がおすすめだ。

この方法では、時間ごとに小さな目標を設定する。

「この1時間でどこまで進めるか」とゲーム感覚で取り組むことで、集中力がぐっと上がる。

【具体例:1日に3時間勉強できる場合】

① 3時間を1時間ずつ3つに分ける。休憩は5〜10分程度にする(長すぎると勉強に戻りにくい)
②「学校から帰宅後の1時間」「夕食後の1時間」「お風呂の後の1時間」というように、3時間を生活リズムに合わせて区切るのもよい

ここでは説明しやすいように「1時間」としたが、「1時間でこなせそうな量」を目安に、厳密には時間よりも“内容や分量”で区切ることが望ましい。

実践を続けると、自分が「1時間でどれだけ進められるか」も徐々に分かってくる。

これを休憩なしで3時間続けてしまうと負担が大きく、集中力も持たない。

人はゴールが遠くなるほど集中力が切れやすくなり、その前にスマホに手が伸びてしまうのだ。

「頑張ればクリアできそう!」のラインが楽しい

著者はゲームが大好きだが、あまりにも難しすぎると楽しめないという。

ゲームが楽しいと感じるラインは、「クリアできるかどうか微妙なレベルで、難しいけれど頑張ればなんとかできそう」というところだ。

実はこの感覚は勉強にも当てはまる。

勉強を楽しむには、「自分で解けた」という成功体験を積み重ねることが一番大切だ。

そのためには、いきなり難問に挑むのではなく、まずは“わかる問題”から始めることが効果的である。

最初から難しい問題に取り組むと、やる気がそがれてしまうので、最初の5〜10分は、すんなり解ける問題を軽くこなす。

これはまさに、勉強の“準備運動”のようなものだ。

簡単な問題で頭が温まったら、次に難しい問題へ挑戦していくとよい。

また、その日の直感を大事にすることも重要である。

「今日は暗記ができそう」と感じる日は、最初の5分で英単語の暗記を軽く進め、「できた」という気分をつくってから次の勉強に入ると、集中しやすくなる。

このように「できた!」という体験を増やしていくほど、やる気も自信も自然と育っていくのだ。

勉強の成功体験を、できる限りたくさん重ねていく

何かに挑戦して結果を出すという成功体験は、人に自信を与え、次の挑戦へ向かうやる気も引き出してくれる。

たとえ小さな成功であっても、積み重ねていくことで、やがて大きな挑戦にも立ち向かえるようになるのだ。

そして、中学生が最も手っ取り早く得られる成功体験といえば、勉強で成果を出すこと。

勉強はピラミッドのように積み重ねていくものだが、中学3年間でつくる土台は、その後の人生に大きな影響を与える。

もしこの土台が半分しかできなければ、その上に積み上がるピラミッドも半分以下にしかならないのだ。

だからこそ、中学時代にできる限り大きく、しっかりした土台を築いてほしいのである。

たとえば中学で習う因数分解は、大人になってから使う機会はほとんどないが、それでも「因数分解なんてやらなければよかった」と言う大人はまずいない。

むしろ「ああ、因数分解やったよね」と、懐かしく少し誇らしげに振り返るだろう。

大切なのは、その勉強が実生活に役立ったかどうかではなく、「頑張ってできるようになった」という成功体験そのものだ。

努力が実を結ぶ経験は、大きな自信につながる。

今のうちに努力して成果を出す経験を重ね、挑戦できる力を身につけておけば、将来どんな道を選んだとしても必ずプラスになるであろう。

From Summary ONLINE

本書は、塾に通わなくても成績を伸ばすための「自宅学習の戦略」をまとめたもので、勉強法・計画の立て方・集中力ややる気の維持について体系的に解説している。

特に印象に残ったのは、勉強を長時間続けるのではなく、小さく区切って進める「分割勉強法」の考え方だ。

人の集中力には限界があり、長時間の勉強はむしろ逆効果になるため、1時間ごとなどの小さな目標を設定して取り組めばよいとされている。

また、ゲームのステージをクリアしていくような感覚で学習を進めるという発想も、想像するだけで楽しさがあり、

子どもだけでなく大人にも応用できそうだ。

勉強がうまくいかず悩んでいる人や、学びをさらに良くしたい人にとって、確かなヒントと安心感を与えてくれる一冊である。

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