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【みるみる幸運体質になる! 「自分ほめ」】

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題名みるみる幸運体質になる! 「自分ほめ」
著者有川 真由美
出版社秀和システム
出版日2021年1月
価格1,430円(税込)

 

 あなたは、自分をほめることが少なく、逆に自分を責めていませんか? 自分をほめられない人は、自信のない人が多いのではないでしょうか。自信のなさは心の重荷になり、人生を切り開いていくときに伸び伸びと動けなくなってしまいます。本書は、自分をほめることで、心も体もやる気がわいて、幸運体質になる方法を教える一冊です。「自分をほめるのは恥ずかしいし、むずかしい」という方も、少しずつトライして自分を幸せにしましょう。

引用:秀和システム

ポイント

  • 私たちの行動の9割以上は”潜在意識”によって作られており、これまで生きてきた記憶や経験がすべて潜在意識にインプットされて私たちを動かしている。この潜在意識を味方につける習慣が「自分ほめ」だ。
  • 自分に対して「よくがんばったね」「私はやればできる」と、潜在意識にプラスの記憶を蓄積することで伸び伸びと力を発揮したり、幸せを感じたりしながらセルフイメージが高まるようになる。
  • 自分で自分を認め、自分を愛せると、人も愛せるようになり、人から愛されるようになる。

サマリー

「自分ほめ」で人生が変わる

ピグマリオン効果を自分自身に適用する

日頃、自分のことをどれだけほめているだろうか。

「どうせ私なんて…」「自分には能力がないから」と自分を責めることの方が多いかもしれない。

私たちの行動の9割以上は”潜在意識”によって作られており、これまで生きてきた記憶や経験がすべて潜在意識にインプットされて私たちを動かしている。

この潜在意識を味方につける習慣が「自分ほめ」だと著者はいう。

いつでもどこでも自分にほめ言葉をかけ続けていれば、「よくがんばったね」「私はやればできる」と、潜在意識にプラスの記憶をインプットすることができる。

その蓄積によって、伸び伸びと力を発揮したり、幸せを感じたりしながらセルフイメージが高まるのだ。

他人からほめられ期待をかけられることで、その期待に応えようと努力し成果が上がる心理効果を「ピグマリオン効果」という。

実はこれは、自分で自分をほめる時にも効果を発揮する。

他人はごまかすことができても、自分自身に嘘をつくことはできない。

自分で自分を認めてあげることこそが、誰にほめられるよりも自分を安心させ、喜ばせて、自尊心を高めてくれることなのだ。

「自分ほめ」の7つの効果

①  “幸運体質”になる

「自分ほめ」をしている人は、自分に「ないもの」「失ったもの」ではなく、「あるもの」「得ているもの」に目を向けるクセがある。

プラスの視線のクセを身に着けることで、自分の意志で”幸運体質”になることができる。

良いところに着目しようとする思考パターンは、自分に対してだけでなく、他人にもどんな出来事にも当てはめることができる。

➁他人の評価に振りまわされず、自分が満足できる生き方ができる

「自分ほめ」を1週間も続けていくと、SNSのいいね数などで他人からの承認欲求を満たすことよりも自分で自分を認めることのほうがずっと重要であるとわかってくる。

まわりの評価は”オマケ”に過ぎないため、自分のやりたいことを自ら選び取って生きている自分自身を認めることで幸福感は増していく。

③自分を信じられるので、パフォーマンスの質が上がる

自分を信じることは、生きていくうえで何より大事。

「自分ほめ」を続けることで自分の魅力や能力に気づくことができ、自分をどれだけ信じられたかの”セルフイメージ”が高まる。

するとパフォーマンスの質が上がり、良い結果が生まれる。

④イライラ、クヨクヨの感情に振りまわされなくなる

不安や怒り、後悔、罪悪感などマイナスの感情に振りまわされているときは、一歩引いて「そりゃイライラもするよね。悲しくて当然。なのに私はよくがんばってるよ」と自分をほめることで、自分と自分の心を客観的に見られるようになる。

⑤自分を好きになり、さらに魅力が高まる

自分をほめていると、「私って、結構いいところがあるなぁ」と自分の魅力に気づきやすくなる。

自分の欠点さえも、魅力のひとつに思えてきたり、よりよい自分になるためのチャンスと捉えることができる。

まずは自分の魅力に気づいて自分を思いっきり愛してあげること。

自分を愛することが、他人を愛し他人に愛されることにつながる。

⑥人に対するストレスが減り、人間関係が良好になる

日頃から自分の長所をほめている人は、まわりの人のいいところも見つけることができるようになる。

相手を好意的に見ることで、職場でのちいさな摩擦や家族へのいら立ちが減り、心を開いた素直な振る舞いが自然と生まれ、心をすり減らすことが少なくなるのだ。

⑦つらい出来事や、後悔を人生の糧にできる

誰にでもひとつはあるつらかった経験や大きな後悔。

「あんなことがなければ今頃幸せに暮らしているはずだった」と、過去の経験を言い訳にしていないだろうか。

自分をほめることは、過去の足かせをはずして、目的に向かって進んでいく勇気を与えてくれる。

「今、私はこうでありたい」という気持ちを持てば、過去の経験もそれをサポートしてくれるものとして意味をもつようになる。

どんなにつらい経験をしていたとしても、それは私たちが幸せになれない原因にはならないのだから。

自分を愛せると、人も愛せるようになり、人から愛されるようになる

「ほめる」とは自分の中にある愛を育てること

人間関係の根源にあるのは「愛したい」「愛されたい」という本能的な欲求だ。

このうち「愛されたい」という気持ちが過大な承認欲求になってしまうと、自己肯定感が下がり人間関係にも摩擦が生じる。それを解決してくれるのが「自分ほめ」。

つまり、自分で自分を認めてあげることで精神的な自立が生まれ、他者の承認に過度に依存しなくなるのである。

他人の感じ方は他人の問題であり、大切なのは「自分で自分を認められる生きをすること」だと分けて考えること。

結果として、その生き方は他人からも認められる生き方になる。

「自分ほめ」は自分を愛し、人を愛し、人から愛されるためのツールなのだ。

From Summary ONLINE

SNSなどで容易に他人の生活をのぞけるようになったからこそ、誰かと比較して「私はどうせ能力がないから…」と自分を責める思考が身についてしまっていないだろうか。

いつでもどこでも手軽にできて、お金も時間もかからない「自分ほめ」を行うことで、自分にもっと自信をつけて今の自分を愛することができるようになる。

幸せに導かれるためのヒントがちりばめられている本書を、ぜひ参考にしてみてほしい。

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